好きな女性と付き合いたいと思っているあなたは、ぜひ、定番の恋愛心理学を知っていただきたいと思っています。
恋愛心理学を無視している男性は
- パーソナルスペースを考えず、初デートの1軒目でカウンター席を予約するとか
- ピークエンドを越えて、だらだらデートで飽きさせてしまうとか
女性に嫌われる、飽きられる行動が多すぎます。
こんにちは。
心理カウンセラー・アマヒコです。
2003年から男性向けの恋愛アドバイスをやっています。
恋愛心理学の知識が、これだけ世の中にあふれている現在、恋愛心理学は知識や学問じゃなくて、もはや人と人とが会う時の最低限のマナーです。
私の男性クライアントは10,000人以上いますが、今回の記事では、約4,322人の男性が今日も使っている「定番」の恋愛心理学を10個、ご紹介しておこうと思います。
ぜひ次回のデートで、活用してみてくださいね。
ではまず、デートに誘う段階から解説していきます。
定番の恋愛心理学-1. デートに誘えるダブル・バインド
映画にする?ドライブにする?と女性に2つの選択肢を提示することで、どちらかを選ばなければいけない心理状況を作り出してデートに誘いやすくするのが、ダブル・バインドという心理テクニックです。
誘われた女性は、迷っていたり、デートそのものにあまり行く気がわかなかったとしても、どっちにする?と選ばされること、提示されることで、なんだかどちらかを選ばなければいけない気になる。
- 映画にする?ドライブにする?→映画かなー
- じゃあ、ホラー映画にする?アクション映画にする?→アクション映画がいい
- じゃあ、土曜日いいかな?日曜日がいいかな?→日曜日かな
- じゃあ、午前がいい?午後がいい?→午後がラクかな
2社択一の提案をしていくことで、相手の女性に断りずらい状況を作り出せます。
これは、恋愛だけじゃなくて、優秀な営業マンも使うテクニックです。
定番の恋愛心理学-2. 好きか嫌いの分かれ道、初頭効果
一番最初に見たもの、聞いたものの印象が最も記憶に残りやすく、その印象が後々の評価に大きく影響する。
それが人の心理です。
特に出会って最初の数秒間の印象は心理的な影響が大きく、その後の関係性を大きく変えていきます。
第一印象で女性から「この男性は素敵だな」と思われることができれば、あなたの発する言葉・仕草・行為すべてが良い印象を与えやすくなります。
逆に「この男はないな」と思われてしまうと、あなたから彼女には良い印象を与えにくくなる。
これが初頭効果です。
恋愛に限らず、人間関係において第一印象が大事だよと言われている理由がこれ。
社会人なら転勤や入社。
学生なら入学やクラス変え。
新しい人たちとの出会いの場では、最初は特に注意して良い印象を与えられるようにすべきです。
最初の印象が良ければ、周囲とも仲良くしやすいですし、仲間がいれば、異性との交流もしやすい。
逆に、最初の印象が悪ければ、周囲ともギスギスしやすいし、仲間もできにくく、ぼっちな状態だと女性からもなかなか選ばれにくくなります。
最初の印象は、想像してるよりもずーっと続く。運命の分かれ道。
第一印象だけは特に気を使っていただきたいと思います。
定番の恋愛心理学-3. ギャップで惚れる、ゲイン・ロス効果
おとなしく地味と思っていた女性が、メガネを外してメイクして、おしゃれしてるのを見るとドキドキする。
なんかすごい宝を見つけてしまった気になる。
というか、普段からおしゃれしてる女性たちよりも、なぜか可愛く感じる。
いつもとのギャップにときめいてしまう。
そういう経験、あなたにもあると思います。
これは、ゲイン・ロス効果といって、人のプラスの感情(ゲイン)とマイナスの感情(ロス)の変化量が大きいほど、感情に与える影響が大きくなるという心理が作用しているからです。
このゲイン・ロス効果は、モテる男たちもよく使っています。
普段見せている姿とは全く違うの姿・仕草・話し方・接し方を、いきなり女性に見せることで、思わず「カッコいい」「うわ♥ 」と、びっくりさせる、思わせるふうに使う。
先に説明した初頭効果でネガティブな印象を与えないならば、あえて目立たず、普段は過ごす。ちょっと真面目なふりをしている。
でも、いざというとき本当のあなたを見せてみる、ちょっと積極的というギャップを演出するのも、ゲイン・ロス効果の使い方としてはアリだと思います。
だたし、あまりにギャップが大きすぎると、女性にドン引きされてしまうので、そこだけは注意してください。
定番の恋愛心理学-4. ドキドキと恋心を錯覚させる、吊り橋効果
不安や恐怖を感じる状況に陥ると、一緒にいる相手に対し恋愛感情を抱きやすくなる心理、それが吊り橋効果です。
吊り橋効果を狙い、いっしょにドキドキを味わうことで、女性に対して自然と好意を抱かせることができます。
よくあるデートテクニックとして、気になる女性をお化け屋敷のアトラクションやジェットコースターに誘って、一緒にドキドキする、不安や恐怖を感じるようにしむけるというテクニックがある。
- モテる男たちが、なんで遊園地でアトラクションを楽しむか?
- 最初のデートにオープンカーなどを使いたがるか?
すべてこの吊り橋効果、女性のドキドキを狙っているからです。
また、リアル環境で感じさせる、ドキドキ・ハラハラほどではないですがオンラインゲームでも吊り橋効果が期待できます。
ゲームプレイで、いっしょにドキドキすること、いっしょにハラハラする心理状態も、この吊り橋効果を発揮させやすい傾向があります。
定番の恋愛心理学-5. 食事で親密、ランチョン・テクニック
ランチョン・テクニックとは恋愛だけに限らず、飲食をしながら交渉することで、相手に受け入れられやすくする心理テクニックです。
なんでおじさんたちが、素敵な女性を食事に誘いたがっているかといえば、自分の魅力だけに頼らず、このランチョン・テクニックを使って、仲良くなりたいから。女性と打ち解けたいと思っているからです。
今ではランチョンテクニック自体が女性たちにバレてるので「とりあえず食事ぐらいなら・・」という流れは生まれにくいですね。
女性を食事に誘うのも簡単ではありません。
女性をまず食事に誘うデート、実は大間違いの話(彼女の作り方)でもお話したとおり、ランチョン・テクニックだけに頼るのは良くないです。
でも、ランチョン・テクニックそのものに意味や効果が、ないわけではありません。
いっしょにご飯を食べて話をすることで、女性と親密になりやすい心理効果は強いです。
なので、一番のポイントはランチョンテクニックの効果があるかどうかではなく、女性をどうやって食事に誘うか?でしょう。
どうやって誘うか?という部分で、個人差があったり、上手さや下手さが出てるのだと思います。
もしも、女性をデートに誘うという部分で、わからないことがあれば、関連記事 8,221人が誘えた!彼女ができた!OKしやすいデートの誘い方(彼女の作り方)も合わせて読んでみてくださいね!
定番の恋愛心理学-6. 数秒で信頼を勝ち取る、バーナム効果
バーナム効果とは、誰にでも当てはまるような性格や気持ちでも、ズバリと言い当てられると「あ、この人は自分のことを分かってくれている」「この人は頼れる!!」と思いこんでしまう心理効果のことです。
「いつも頑張ってるよね!」「その服似合ってるよ!」といった、ありきたりな言葉、誰にでも当てはまるような言葉でも、自信を持って相手に伝えることで、自分のことをわかってもらえていると感じ、彼女があなたに親近感を抱きます。
人って、自分のことを認めてもらいたい、知ってもらいたいという欲があるんですよね。
占い師がよく使うコールドリーディングも、このバーナム効果を狙い、相手の気持ちを掴んでいる。
彼女のことをよくみて、言って欲しそうなことを言ってあげてくださいね!
ただし、プライベートすぎる話、セクシャルな話は、ドン引きされるのでしないことです。
定番の恋愛心理学-7. いつの間にか誘う、フット・イン・ザ・ドア
フット・イン・ザ・ドアは、営業マンもよく使う心理テクニックです。
お願いする内容を徐々に上げていって、最後は大きなお願いを認めさせる交渉テクニック。
最初は、誰が聞いても絶対にOKを出してくれるような小さなお願いから始め、徐々に大きな約束を取り付けていくことで、最終的に大きな約束や目標を了解してもらいやすくする、達成しやすくなります。
恋愛に置き換えるならば、最初は「スタバに行かない?」と小さく誘う。
次は「ドライブデートに行かない?」と、少しだけ難易度をあげて誘う。
さらにその次は「ディズニーランドに遊びに行かない?」と難易度を上げ、その次は「箱根の温泉お泊まりデート行かない」と、最初に本当に言いたかった要求をする。
小さなお願いから内容を少しずつ難しくしていくこと、上げていくことで、最初は絶対に無理だと思えたことでも(心のハードルはどんどん下がっていき)デートの誘いやお泊まりなどを、彼女に受け入れやすくすることができる。
恋愛に不慣れな男性たちは、自分が一番して欲しいお願いや要求(たいてい大きい)を、伝えるのが早すぎる傾向があると思います。
定番の恋愛心理学-8. モテる人がさらにモテる、バンドワゴン効果
モテる男女が、なぜたった1人を追いかけないか?常に恋人の影があるのか?1人きりで恋愛しないのか?
それは、みんなが良い!みんなが素敵!というものがよく見える心理、バンドワゴン効果が働いているからです。
一人きりで恋愛をしていると、人の魅力とは個人的なスペックだと思いがち。
例えば
- 見た目などのファッション
- トークのウマさ
- 趣味の魅力
- 持ち物のセンス
と思いがちなんですが、本当の魅力とは、周囲からの人気度です。
どれだけの人が、あなたのことを好きだと思っているか?も、大きな魅力の1つなんです。
特に女性は、どれだけの女性があなたのことを狙っているか?
どれだけの女性に支持されているのか?をチェックしています。
これは、行列ができるお店を、理由もなく支持してしまうのと同じ心理。
「みんながいいと思ってる人は、きっと魅力的なはず」というバンドワゴン効果です。
モテる男女がますますモテる理由が、このバンドワゴン効果、なんですよね。
その結果、モテる男女はますますモテる。
1人きりのときよりも、多くの異性の支持を集めやすくなり、さらにモテる人になっていく傾向があります。
定番の恋愛心理学-9. 会う回数が多いほど好印象、単純接触効果
毎日のように顔を合わせる人は、無意識のうちに親しい人だと思いこんでしまいますよね?
これが単純接触効果です。
接触回数が多ければ多いほど、人は心理的に安心感を感じます。
特に女性は安心感を感じる人に好意を抱きやすいですから、同じ職場にいるとか、同じクラスにいるとか、好きな女性が毎日会える環境にいること、単純接触があるというだけで、親密になっていける可能性が大です。
でも多くの男性は、この単純接触効果に頼りすぎて、女性からの社交辞令を好意だと勘違いしがち。
一方的な勘違いだけは注意してください。
また、同じ環境で毎日会えなくても、SNSやLINEなどで繋がっていれば、単純接触効果が生まれます。ここに、
- バンドワゴン効果
- フット・イン・ザ・ドア
など、別の心理効果が重なると、SNS上でさらに多くの人たちと関わっていくことができます。
SNSを毎日投稿するのも、見てる相手からすれば単純接触の法則の1つになります。
定番の恋愛心理学-10. 好意を引き寄せる、ピークエンドの法則
面白いドラマや映画など展開が大きく盛り上がったところ、おもしろいところで、続きはまた来週!ってなると、もっと見たい、来週が待ち遠しいと思いますよね?これがまさにピークエンドの法則、効果です。
恋愛でも、デート・会話・LINEなど、楽しい時間を過ごしているその途中で「あ、電車くるし行かなくちゃ!じゃあ、またね〜」「そろそろ帰るね〜」って言われると、もっと一緒にいたいー!って思いますよね?
LINEで盛り上がってる最中で、おやすみーって中断されると、もっとLINEしていたいって思いますよね?
このピークエンドの法則を上手に活用することで、あなたのことをそれほど好きと思ってなかった彼女の恋心を、いつの間にか引き寄せることができます。
ピークエンドとは、人の印象は絶頂時(ピーク)と別れ際(エンド)の印象で、相手に対する評価が決まりやすいという法則。なので
- ピークを過ぎて、エンドをだらだらと長引かせると印象が悪くなる。
- ビークを過ぎるかどうかのところで、エンドをスパッと迎えると、次につながりやすくなる。もっと会いたくなる。
長引かせるよりも、早くスパッと終わらせた方が、絶頂時(ピーク)と別れ際(エンド)の印象を良くなり、あなたとのやりとり全体の評価が良くなります。
しつこくないし、ちょっと物足りないくらいがちょうどいいということです。
モテる男たちは、デートの別れ際に女性に楽しいと思わせたところで、解散したり、デートを終了したりします。
良い印象を残して次もまた会いたいという気持ちにさせるためです。
一番やりがちなダメなパターンとしては、女性が疲れるのを待って、さらにもう一軒行こうと誘ったたり、終電が終わるのをまってホテルに誘おうとしたりすること。
ピークを過ぎて、だらだらと引っ張ったあげく、女性が望まない展開に引っ張り回そうとすると、デートに二度と誘えなくなります。注意してください。
タイミングを見てスパッと終わらせて、好印象を持たせましょう!
定番の恋愛心理学まとめ
定番の恋愛心理学、あなたはいくつ知っていましたか?
いくつ使いこなせていましたか?
人には心理的な距離感(パーソナルスペース)があります。
初デートの1軒目でカウンター席を予約すると、体と体の距離が近すぎて逆に緊張し、親密になれません。
でも、恋愛心理学を無視しがちな男性、モテない男性は、お構いなしに女性の近くに行こうとします。逆効果。
今回ご紹介した、定番の恋愛心理学を使っているけど、まだ好きな女性をデートに誘えないとか、好きな女性とデートをしたことがない場合、さらに上位の心理テクニックが必要かもしれません。
ぜひモテる男たちの恋愛テクニックを使って、女性を確実にデートに誘いだしてみてください。
ではまた!