モテない男性が女性に繰り返す「喜ばせたい病」という嫌われ習慣。

今回は、モテない男性が女性に繰り返す「喜ばせたい病」という嫌われ習慣について書きます。

 

こんにちは。

心理カウンセラー・アマヒコです。

2003年から男性向けの恋愛アドバイスをやっています。

 

今年は男性誌よりも女性誌からの取材依頼が多く、恋愛に悩む10代から20代後半の女たちの恋愛リアルに触れることが、特に多いです。

回答が求められる女性読者の質問内容のハードルは、実はなかなか高いんですが(笑)、女たちのリアルを知れば知るほど、ウブでかわいらしく、空回りしていて、とてもおもしろい。

 

今回はこの「思春期恋愛」の同類といいますか、派生した話として ・女とみれば、とにかく喜ばせたい ・何かしら、女を喜ばせて好印象をゲットしたい男性。

女から精神的なポイントを稼いで、この男はアリと思われたい という、喜ばせて好きを押し込もう、喜ばせて好意を売り込もうという、嫌われメンタリティのある男たちの話になります。

女を喜ばせたいと思うから嫌われてモテない。

実は「女を喜ばせたい病」にかかっているメンタリティの持ち主は、例外なく、いつもいつも恋愛で苦しんでいます。

喜ばせたいという自己満足を満たす見返りとして、当然のこととして、女たちから嫌われ、避けられるためです。

というのも、今の関係性をすっ飛ばし、とにかくこの子を喜ばせよう!この女から好印象を持ってもらおう!!と、男の側から一方的に努力されても、女たちは対応に苦慮するだけ(ウザって思うだけ)なので、女を喜ばせようと必死になればなるほど、実は喜ばれないです。

 

「女を喜ばせたい」とがんばれば、がんばるほど、どんどん嫌われるという、ありがちなパターンに陥ります。

  1. 女と見れば、どんどん好意をあらわす
  2. 男には冷酷だけど、女にはあからさまにやさしい

こういう男たちは、驚くほど多いんですが、女たちが求めている男のやさしさとか、男から得られる喜びとかと、完全に別のモノです。

 

じゃあ、どんな男からの喜ばせ行為がウレシイかといえば、イマ彼であったり、旦那さまであったり、すでに関係性が出来上がった相手からのサポートとか手助けであれば、喜んで受け入れるのが女。

というか、重要度が低い男からの喜ばせ行為なんて、ちっともうれしくないのが、女たちの本音です。

あんた誰?って感じでスルーされる。

 

女の側にも、最初はチヤホヤされてうれしいという思いはあるかもしれませんが、喜ばせの見返りとして、男への好意を求められたり、踏み込んだ関係性を求められた瞬間「あ、あたし、そんなつもりじゃなかった」と思われて、女から無視され避けられるようになります。

やっぱり、女たちにしてみれば、何をしてくれたか? ではなくて、誰がしてくれたか? が、最重要ポイントになりますから。

 

なので、マジメな考え方・ガチガチに凝り固まった思い込みで、感情的に直線的すぎる恋愛をしている男たちほど、嫌われ習慣に邁進している。

「喜ばせたい病」なんて言われると、つい笑っちゃう話だと思いますが、実は多くの男たちが無意識のうちに「女を喜ばせよう」としていて、どうすれば喜ばせることができるだろうと真剣に悩んでいるケースが多いです。

 

このブログをお読みのあなた自身も、年末に向けて、コンパ・オフ会・合コンなどに出席する機会は増えると思います。

例えば、コンパの席で女たちを見わたしたとき、♂「この子、オトしやすそうだ」とか「なんだかオトしにくそうだなあ」とか、いろいろ考えちゃうと思いますが、その中身の多くが、どうやってこの女を喜ばせていいのかわからないという問題に、いつのまにか、すりかわっていませんか?(無意識に)

だって、女を喜ばせないと仲良くなれない、親密な関係が続かないという思い込み、強迫観念があるからです。(これも、無意識に)

 

そしてやむなく「女を喜ばせたい病」という嫌われ行為をしてしまう、と。

男は誰しも、女たちが男に望んでいることを無視して「喜ばせたい病」という名の嫌われ習慣をやからしてしまっていると言えます。

 

初対面の女たちが、あなたに望んでいること

「もっと普通に接してきて欲しい」 これが、初対面であなたの前に座っている女たちの本音です。

喜ばせ病に陥っている男たちは、

  • こんな俺がモテるためには、女を喜ばせなきゃいけない
  • こんな俺がモテるためには、お笑い芸人のように、笑わせなきゃいけない
  • こんな俺がモテるためには、喜ばせてポイントを稼がなくてはいけない

という「自分という男に何かしらのイロをつけなきゃ!!」という強迫観念があるかと思いますが、その「いきなり本題」な振る舞いこそが、何かを隠そうとしているように見えます。

 

喜ばせ病みたいな心の構え(かまえ)は、恋愛成功の障害にしかなりません。

また、女たちも「いったいどんな男なのか?」も、よくわかっていないあなたの「喜ばせ」に対して、どうやって対応していいかわからない。

コンパ・オフ会・合コンの席では、場の雰囲気に合わせてあいそ笑いはしていますが、例えば、あなたに真横に座られて、直接自分だけに向けて「喜ばせ」アタックされても、ただ逃げたくなるだけ。

今、女たちの多くは「普通の男がいない」と口をそろえて言いますが、実際のところは、普通に女と接することができる男が減っているということ。

 

じゃあ、女たちの言う「普通に接してきて欲しい」っていったい何だよ!って言いたくなると思いますが、これはおどろくほどシンプル。

ちゃんとあいさつして、ちゃんと自己紹介して、ちゃんと目的を伝えてくる男。

これが、女たちにはうれしい。

これは人と人とが初対面で会うときのマナーですが、このマナーをすっ飛ばして、親密になろう!喜ばせよう!という嫌われ習慣を持っている男たちが多い。

♂「コンパ・オフ会・合コンみたいな、恋の狩場(かりば)で、なにヌルイこといってんだ? このフヌケ恋愛カウンセラーは!!」

って、ツッコまれるかもしれませんが、女の隣に座って最初の10秒で

「あ、この人は普通に接してくる人だー」

と思ってもらえれば、LINE ID交換どころではなく「もっと二人だけでたくさん話そうよ」って、二次会前にこっそりと抜けて、近くのバーに向かうこともできます。

 

例えば、会社員の男であるならば、 「となり、いい?(女からの答えを待たずにスッと構わず座る) 俺は、■■(自分の名前)って言います。〇〇って会社で◯◯の仕事をしている会社員です。今日参加してから、ずっと素敵な女性だなって君を見てて。何も話さずに今日帰ってしまったら、俺は絶対後悔するって思ったから、いま話しに来ました(笑)名前、聞いてもいいかな?」 っていうひと言を、女の顔を見ながら、スルっと言えるかどうかってだけ。

これは例なので、こういう方向性の自分の言いやすいセリフに改変して使ってみてください(笑)

ここまでスマートに自己開示されたら、女だって悪い気はしません。

喜ばせようと思って、空回りする男たちより、よほど好感度は高いです。

 

あなたの仕事とかについていろいろ聞かれるハズですので、聞かれたまま答えていればいいと思います。 俺の会社は一部上場企業じゃないから、年収多く無いからとか気にしなくていい。

中小企業なんだけどネって認めて、わかってうえで、自分のことを盛らずに、普通に会話してあげてください。女たちはそれで満足します。

 

実際にいたんですが、一部上場企業のメーカー勤務のサラリーマンが「実は俺の働いている会社は、2兆円の時価資産を持っていて〜」とかドヤで語り出したケースもありました。

でもこういうアピールは、虎の威を借る狐(きつね)状態なのが見え見え。

女たちが最も軽蔑するパターン。

その後に厳しい展開が待っています。

そのときは社交辞令で ♀「スゴーイ」って女たちは言うかと思いますが、目は笑っていないはず。

 

女たちは、年収数億円の若手会社役員とか開業医とかもコンパしてるので、男と金の関係性にはめちゃくちゃくわしい。

結局「それって誰の金?」って部分がハッキリとわかる。

裁量権のある役員でもしていない限り、自分が働いている会社の金の話は、しなほうがベターです。

 

また、♀「どんなお仕事されてるんですか?」は、女からはガチで聞かれることなので、どんなことを話すかある程度は考えておくべき。

コンプライアンスに抵触するような社内機密を話せってことではなく、自分の仕事内容のことなので、ここでスルスル言えないようじゃ、逆にウソついてんじゃねえのか?って、女から怪しまれます。

自己開示できたら、女についてもいろいろ聞くような感じで、話を振ってもいいでしょう。

聞く量と聞かれる量のバランスさえ保っていれば、会話が一方的になることもありません。

 

話を戻します。

大事なのは、いきなりの喜ばせ行為ではなく、スマートで冷静な最初の10秒。

女たちには、こういうのがたまらなく、うれしいんです。 コントで笑わせよう、リアクションやトークで喜ばせよう、という意図的な「喜ばせ行為」なんかより、こういうストレートな自己紹介・あいさつのほうを、今、女たちは求めている。

男たちにすればアタリマエだし、仕事の取引みたいな感じでイヤだし、退屈だし、トークは平凡でエッジはぜんぜん効いてないし、目が覚めるような気づきもないし、マジメか!ってツッコミたくなりますが、こうやってちゃんとあいさつして、ちゃんと自己紹介して、ちゃんと目的を伝えてくる普通の男は、今、絶滅危惧種で、ほとんどいません。

 

欲気まるだし状態ではない、こういうスマートな「初対面でのつかみ」をクリアすると、女たちはおどろくほど自己開示してくれて、初対面なのに話も弾みます。

嫌われ習慣の「喜ばせたい病」を 1度やめて、こういうスマートな初対面で心をつかみ、そのあと会話の中で楽しませるという流れを、ぜひ試してみてください。

 

コントで笑わせよう、リアクションやトークで喜ばせようっていうのは、あとからいつでもできますが、最初の10秒・第一印象・出会いの一瞬は、この日、この時、この瞬間にしか作れません。

恋の狩場なんだからあいさつなんて適当でいいでしょ? お見合いじゃねえんだから固い言葉なんて使ってられるかって!!って思ってる男たちが大多数だからこそ、逆に、スマートで冷静な「最初の10秒」を制してくる男たちが、女のハートをつかみまくれるんです。

場が青一色であるならば、あなただけは白であるべき。他の男たちと同じでは勝てません。

 

10年くらい前は、適当に、軽く、フランクに、女に軽く接する男がモテました。

なぜなら普通に、スマートに接してくる男たちの方が多数派で、軽く接してくる男たちのほうが少数派だし、自信があるように見えたから。

でも今は逆です。

誰も彼もか軽く、チャラく接してくるもんだから、女たちは適当に返すし、適当に相手するし、適当にジャッジして「なしなし」「つまんねえ」って思ってる。

 

気軽にどんどん声をかけていけばイイのは、今も昔も変わらないんですが、声のかけ方そのものは常に変化しているので、恋の狩場なんだから適当でいいでしょ? って未だに思っているとするならば、1000人の女に声かけしても、女から良い反応なんて得られないです。

今は社会情勢不安中ですからね。

ちょうどPMSで情緒不安定な女が、適当に、軽く、フランクに接するあなたの声かけに反応してくれるぐらいでしょう。

実際には、心理的にはなんら踏み込めていません。

恋は戦いだとか、コンパの当日に「負けられない戦いが今夜ある」んだとか、やたら気合が入って息巻いている男たちほど、実は大多数の男たちと同じようなことしかしていない。

大勢の青色の中で、より濃く青になって目立とうとしているだけ。

青一色の中で、自分だけが白になれば自然と目立つのに、誰もイロそのもの(やり方・考え方そのもの)を変えようとまで思っていない。

だから埋もれる。

 

本当の意味で恋は戦いなんだと冷徹に見極めている男たちは、同性である男たちにナメられたりバカにされることも平気ですし、みんなと同じじゃないということ=少数派でいることに怖さもないですし、声を張り上げて自己主張する必要もない。

自分なりの勝ち方を持っている。自分の得手不得手を知っている。本当に勝つべきポイントで勝てれば、それでいい。

最悪、負けなければいい、後日への可能性を残せればいい。

目先の小さな取り合い・小さな戦いにどれだけ連戦連敗してもぜんぜん平気。

狙った女をゲットするという最終目的を達成することこそが、男にとっての勝ちであり、価値。

何を持って勝ちとするか? 手段と目的が常に明確。

 

このあたりを突き進んでいくと 女を口説く10の基本 を毎日サクサク使っている男たちの話になってしまうので、ここでは触れませんが、今は社会情勢が不安定であったり、震災や災害が多いため、女たちの心理状況も大きく変化してきている。

 

残念ながら、5年前、10年前の恋愛テクニックはそのままでは通用しませんし、ましてや昭和の恋愛テクニック、バブル期の口説き方なんて、ただの古典です(昭和テクニックを熟知しているからこそのNOです。昭和生まれのオッサン恋愛カウンセラーですから。)

軽く接してくるのが良いと思われていた時代から、今は安定性が求められている時代に変化してきている。

この安定的というのは、一般的に言われるような、男の社会的属性(会社役員・自営業・正社員・派遣・バイト)は何か?だけはなく、心理的に安定していることも指します。

男たちの凶悪事件のニュースが多すぎますから、女たちも慎重にならざるを得ない。

 

なので、女たちも自ら共に参加したいと思えるような、趣味とかライフワークなどの、心の安定材料を持っている男であるかどうか?ここも大事になってくる。(ゴルフとかフットサルとかサーフィンとか、アウトドア系がやはり強いです)

心理的に安定している男かどうかまで見られだした理由として、男たちの起こす凶悪事件が多すぎることも原因でしょう。

 

また、初対面でのつかみを大事にしていると、自分の社会的属性をきちんとしておこうとか、プライベート名刺を増やしておこうとか、身なりもちゃんと整えようとか、誰に言われるでもなく、自然と自分のクオリティを上げたくるもの。

最初の10秒・第一印象・出会いの一瞬は、この日、この時、この瞬間にしか作れないという緊張感をもって出会いの場に臨むと、いろいろ考えておこう、いろいろ準備しておこうって気になる(それがアタリマエ)。

男って、そうやって自己研鑽(じこけんさん)していけないうちは、自立できていないうちは、モテるように「なれない」ようにできている。

 

社会や周囲は、家族や母親ではないので、「しわしわのシャツでコンパに行く気?」「寝ぐせひどいまま、オフ会に参加すんの?」とか、親切アドバイスなんてしてくれません。

個人主義が進み、成熟したこの国では、ちゃんと自立していないと無言でNOが出されます。

無言で落選します。誰もその理由を教えてもくれません。

 

一期一会という言葉は、出会いに対する温かい響きがあるとともに、「どうせこれっきりでグッバイ」という冷酷さもあります。

恋愛アドバイス界隈で、かれこれ10年以上も仕事をしていますが、初対面でのつかみ、第一印象をおろそかにしている男で、モテている男たちを見たことがありません。

それぐらい、初対面でのつかみというものは、その後の男女間の関係性を大きく決めてしまうものなんです。

 

もしあなたが、女を喜ばせようとしすぎて、女からNOや無視が何度も出されている場合。

苦しんで恋愛をしている、悩んで恋愛をしている、デートに誘い出せず苦悩している段階で、あなたの恋愛アプローチは「何か」が確実に間違っていると思います。

ではまた!

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