
男の社内恋愛学では異動や社内スケジュールでの別れを理解することが大切です。
- 職場の女性に一目惚れした。
- 相手のことが好き。
学生じゃないので、こういう好きという感情だけで恋愛はできない。
あまりピンと来ていない男たちもいるかと思いますが、自分の置かれている環境の変化、周囲の人たちの変化も察知できないようじゃ、目に見えない女心・女たちの本心・心の変化なんて、さらに読めるわけないですからね(苦笑)
今回は、社内恋愛の足場、土台のもろさについて書きます。
社内恋愛は、異動や社内スケジュールの影響下にある。
ともすれば、社内恋愛は自分たちの持つ「権利の一部」「アタリマエのこと」と感じている男たちもいるかと思いますが、実際のところ社内恋愛を全力で推奨している企業は実はそれほど多くはありません。
例えば、社内カップルの存在は、周囲の人間関係、チームのポテンシャルに少なからず影響を及ぼすので、できることなら「プライベートな付き合いは、社外の人を相手にして欲しい」というのが、一般的な企業、チームリーダー、上長たちの本音だと思います(言葉に出しては言えないですけど・汗)。
また、今現在、好きな女が近くにいるという環境があるならば、かなり恵まれている状況だと言えます(不満がいろいろあっても。)
これも、毎年2月末になって人事異動が告げられると、狙っていた女と環境が変わるとか、離ればなれになってしまうとか、阿鼻叫喚の地獄絵図が一斉に始まります。
そうなることも「ある」ということは、1年前からわかりきっていたはずなのに、上司の鶴の一声で足場が崩壊します。
今日、特に環境の大きな変化がない場合、このアタリマエの日常こそが、貴重な日々・黄金の日々。
実は、想像以上に、社内恋愛というものは、異動や社内スケジュールの影響下にあるといえます。
あなたは、大事に、丁寧に、1日1日を使っていますか?
今日、好きな女に、どんなアプローチをしましたか?
モテる男たちは、1日を丁寧に、きっちりと使い切っています。
もちろん、社内恋愛を推奨してない組織でも、運営として男女の違い(性別の差ではない)を正しく理解し、異性の目があることで変わる人としての自然な反応・感情を組織運営に活用することも、企業には多々あります。
このサイトをお読みのあなたも経験があるかと思いますが、綺麗で有能で若い派遣社員さんがチームに入ってきたりすると、男性社員たちが色めきたち場の空気が変わったという経験はありませんか?(笑)
そうなると、今までだらけていた男性社員たちの仕事のモチベーションが上がり、遅刻もせずマジメに仕事をし出したりします。
これは嫌らしい話、女性軽視でもなんでもなくて、異性の目が適度にあるという環境は、とても自然なことです。男女共同じです。
男だらけの組織は上下関係の強権が横行しギスギスするし、女だらけの組織もグループ内のイジメが横行しギスギスします。
異性の目があるということは、人間関係の安定、チームの安定にもつながってきます。
なので、人を入れ替えるとき、組織の上長たちは、いろんなことを考えます。
チームの成果、ポテンシャルアップ。
誰を削って、誰を入れるか?
人がいないので、派遣さんの追加を、人事部に依頼するかどうか?
そう。この、1月や2月や3月は特に考えます。
日本の企業風土として、チームリーダーに人事権はないのですが、部長や課長同士 = リーダー同士の横のつながりはありますので、
「お前んところの○○くん、設計課にくれよ。絶対に営業に向かないって。人事に要望出しておくし。」
「人事の部長に話は通しておくから、3月から函館に飛んでくれ。3年ほど。」
という流れで、あっという間に4月からの新体制が出来上がります。
もっと、システマチックに人事が決まると思ったら大間違い。こんな肌感、直感、フィーリングで決まっていきます。
社内恋愛は自分たちの持つ「権利の一部」であるかのように感じている男たちも多いかと思いますが、それはあくまで、今の環境下で与えられている、一時の自由であるということ。
異動や社内スケジュールで、今の状況が簡単に覆されてしまうんだという「怖さ」を、頭の隅に常に置いておくことが大事です。
異動や社内スケジュールは、自分自身がコントロールできないことだからこそ、自分の会社の異動時期とか、社内スケジュールは、理解しておいてください。
- 新入社員が入社してくる4月。
- GWを利用した転勤、引っ越しの多い5月。
- 期が変わる8月〜9月。
- 年が変わる1月。(4月からの新入社員の追加を見据えた、事前の異動。)
実際の異動日の数ヶ月前から、いろいろ動きは出ているはずですので、それを敏感に感じ取れるかどうか。
自分の置かれている環境の変化、周囲の人たちの変化も察知できないようじゃ、目に見えない女心・女たちの本心・心の変化なんて、さらに読めるわけない。
「課長が、有能なあの人にプロジェクトを任せない。なぜだろう。」
「なんで最近、Aさんが笑顔なのだろう?ライバルのBさんが、転勤とか??」
もうすでに、4月の新体制に向けて、いろいろ動き出していると思います。
社内恋愛を全力で推奨している企業でさえ、相談にはのるけど、人事異動的には考慮していないようです。
今回は、恋についての話というよりも、社内恋愛というフィールド・土台についての話でした。
ではまた!